室町時代の水墨画家の禅僧「雪舟」の作品が新たに発見され、所蔵者のご厚意により、雪舟が創作活動の本拠とした山口県で、お預かりすることになりました。
早速、10月31日から山口県立美術館で「雪舟発見!」展を開催して、新発見作品「倣夏珪山水図」をはじめ、多くの雪舟作品を紹介します。
雪舟作品の国宝指定は6点と最多。今回の新発見は日本美術界にとって特大のニュースですので、発表場所にもこだわって、雪舟が禅と水墨画を学んだ「相国寺本山(京都)」の東京別院としました。
雪舟といえば、少年時代にお寺の柱に縛り付けられたとき、涙で足の指を使って鼠の絵を描いた話を子供の頃に本で読んだ方も多いと思います。その雪舟は、大内氏の庇護を受けて山口の地で本格的な創作活動をしました。山口市には、その活動の本拠地となった「雲谷庵」や、雪舟により築庭され日本庭園の代表作と言われる「常栄寺 雪舟庭」もあります。
現在、全国のJRグループと共同で、大型観光キャンペーンを実施中です。また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックと一体的に国が全国展開する日本文化の発信にあわせて、山口県でも文化プログラムを実施していきます。
その2020年は、ちょうど雪舟の生誕600年にもあたります。山口県のもつ文化や歴史の深さを、国内外に発信していく大きな契機にしていきたいと思います。